市川学園第2幼稚園

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園長あいさつ
「不易流行」という言葉があります。
時代とともに、幼稚園のあり方も変化してきている時代になってきました。
「流行」の部分で言えば、時代と共に行事やカリキュラム、預かり保育等の見直しを行ってきました。
しかしながら、「不易」いわゆる根幹となる部分はいつの時代も変わることはありません。

人は誰でも自分一人で自分を育むことはできません。その意味で幼稚園は、初めて集団生活を行う場所であり、友達との「あそび」を通して、時には喧嘩をしながら子ども達同士が学びあう場所です。
第2幼稚園では、その学びの為に必要な「あそび」の時間は十分に確保しています。

次に私たち第2幼稚園の土台となる「よく見れば精神」。
3年間同じクラスで共に仲間と過ごすことにより、クラス全員の良いところを一人ひとりが卒園までにじっくりよく見て、みんなで認め合える風土が育っていきます。

また、私たち第2幼稚園では、各学年2人の先生がクラスの子ども達を見ています。
主担当の先生は、クラス全体を、そして副担当の先生は、個々の子ども達の様子・変化を見ています。
そして、最も特徴的なのはクラスを超えて、全先生で第2幼稚園のこども達の「良いところ探し」を行っていることです。
そのために実践していることの一つとして、3学期に全員で取り組む「こま」があります。

第2幼稚園に通う全ての子ども達が、ネィティブや体操の先生、用務員さんを含めた「全教職員」と「こま」対決を行っています。(各学年の成長段階に応じて、こまの種類は変えています)
普段あまり関わることがない先生と「こま」を通じて「対話」をし、同じ「時」を共有します。
年少さんの中には、初めて会話をする先生に対して話ができない子もいます。何度も何度も葛藤しながら、勇気を振り絞って「先生こま対決をしてください」と伝えることができた瞬間…。安堵し、嬉しそうな表情に変わった瞬間…。 子ども達の「変化」や「成長」に出会えた瞬間…。それこそが私たちにとって「たまらない瞬間」でもあるのです。
また、何度挑戦しても上手くいかず、その度に大泣きしていた年長さんが、初めて勝利した瞬間に出会えた時…。それは、「継続して努力することの大切さ」、「達成感」そして「充実感」が芽生えた瞬間でもあります。

クラスを超えてこのような瞬間に出会えた時こそ、まさに第2幼稚園における「不易な喜び」の瞬間でもあります。
第2幼稚園ではこのような子どもたちの成長の瞬間 ~不易な喜びの瞬間~ を全教職員そして保護者の皆さんと共有していきたいと思っています。是非、一緒に第2幼稚園で子ども達の「良いところ探し」をしてみませんか?

私たち第2幼稚園の教職員一同、皆さんに出会えることを心よりお待ちしております。
市川学園第2幼稚園 園長 大平 夏子